ビタミンB7(ビオチン)
≪ビタミンとは≫ 水溶性ビタミン ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン(ビタミンB3) パントテン酸(ビタミンB5) ビタミンB6 ビタミンB7(ビオチン) 葉酸(ビタミンB9) ビタミンB12 ビタミンC 脂溶性ビタミン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ≪ミネラルとは≫ カルシウム カリウム マグネシウム 鉄 | ![]() | ビタミンB7(ビオチン)について 水溶性ビタミンのため、普通の食生活においては摂り過ぎの心配はありません。 ≪はたらき≫ アミノ酸の代謝、脂肪酸の合成とエネルギー代謝に関わっています。 皮膚を正常に保ち、皮膚生成する細胞の活性化、抗アレルギー物質を生成することでアレルギー症状を緩和します。 ≪欠乏すると≫ 脱毛、皮膚炎、結膜炎、肥満、高コレステロールになりやすくなります。 ≪過剰症≫ 特には認められていません。 ≪含まれている食品≫ レバー、肉類、大豆などの豆類など。 ≪一日の摂取目安量≫ 成人男性 :45μg 成人女性 :45μg 妊婦 :+2μg 授乳婦 :+4μg ※1μg(マイクログラム)は1gの百万分の一で、1000000μg=1gです。1000μg=1mg。 ≪含有量(各100gあたり)≫ 牛レバー・・・75.0μg 大豆・・・60.0μg 卵・・・25.0μg ヨーグルト・・・3.5μg ほうれん草・・・6.9μg 鮭・・・7.4μg ビタミンB7(ビオチン)のお話 水溶性ビタミンで、皮膚と関係の深いビタミンのひとつです。 しかも、食物に広く含まれている上に、腸内細菌によって合成されるので、一般的には欠乏することのない栄養素だそうです。 また、ビタミンB7は、酸やアルカリには不安定ですが、熱には強いとのことですので、調理法による損失はないとのこと。 主な働きは、アミノ酸の代謝、脂肪酸の合成とエネルギー代謝に関わっています。 皮膚を正常に保ち、皮膚生成する細胞の活性化、抗アレルギー物質を生成することでアレルギー症状を緩和します。 ビタミンB7が不足すると、脱毛、皮膚炎、結膜炎などになりやすくなります。 また、肥満、高コレステロールにもなりやすくなります。 抗生物質の服用により、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)に変調をきたすと、欠乏症を引き起こすことがあるようです。 また、生卵を一日10個以上食べる方は、腸でのビオチンの吸収を阻害する働きが卵白に含まれる成分にあるため、ビオチン欠乏の注意が必要です。 ビタミンB7(ビオチン)が多く含まれている食品は、レバー、肉類、大豆などの豆類で、過剰摂取は特に心配はありません。 また、これは動物を用いた研究においてですが、妊娠中ビタミンB7が欠乏状態に陥った母体の胎児には、高い確率で奇形(口蓋裂、小蓋裂、短肢病、内臓形成障害など)が誘発されることが報告されているようです。 |