ビタミンK
≪ビタミンとは≫ 水溶性ビタミン ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン(ビタミンB3) パントテン酸(ビタミンB5) ビタミンB6 ビタミンB7(ビオチン) 葉酸(ビタミンB9) ビタミンB12 ビタミンC 脂溶性ビタミン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ≪ミネラルとは≫ カルシウム カリウム マグネシウム 鉄 | ![]() | ビタミンKについて ビタミンKは、脂溶性ビタミンの一つで、食物から摂ることができるほか、腸内でも細菌によって作られるため、極端な偏食をしない限り、不足するということはないようです。 ≪はたらき≫ 血液は、体内にあるときはスムーズに、そして体外に出血すると凝固するという働きがありますが、 ビタミンKは、その両方のバランスをとる作用があります。 カルシウムが骨から溶け出すのを防ぐ役割も担っています。 ≪欠乏すると≫ 骨粗鬆症などのリスクが高まります。 また、怪我をしたとき血が止まりにくくなったり、軽い打撲でもあざができやすい等の症状がみられるようです。 ≪過剰症≫ 摂取目安量の50倍以上を摂取した場合に、副作用が現れるケースもあるようです。 ≪含まれている食品≫ 緑黄色野菜や納豆など。 ≪一日の摂取目安量≫ 成人男性 :(65μg) 成人女性 :(55μg) 妊婦 :+0μg 授乳婦 :+0μg ※成人は、体重1kgに対して1μgが目安量で、体重50kgの人では50μg、体重70kgの人では70μgとなります。 ※1μg(マイクログラム)は1gの百万分の一で、1000000μg=1gです。1000μg=1mg。 ≪許容上限摂取量≫ 上限量の定めはありません。 ≪含有量(各100gあたり)≫ ひきわり納豆・・・930μg パセリ・・・850μg しそ・・・690μg ほうれん草(ゆで)・・・320μg 小松菜(ゆで)・・・320μg モロヘイヤ・・・640μg 春菊(ゆで)・・・460μg ビタミンKのお話 ビタミンKは、緑黄色野菜や納豆に多く含まれる脂溶性ビタミンです。 また、腸内でも細菌によって作られるため、極端な偏食をしない限り、不足するということはないようです。 血液は、体内にあるときはスムーズに、そして体外に出血すると凝固するという働きがありますが、 ビタミンKは、その両方のバランスをとる作用があります。 カルシウムが骨から溶け出すのを防ぐ役割も担っています。 ビタミンDは骨形成、ビタミンKは骨の保護、という役割分担ができているのです。 ビタミンKの欠乏症としては、成人ではほぼ不足するということはありませんが、不足してしまうと、骨に十分な量のカルシウムが取り込まれないため、骨粗鬆症などのリスクが高まります。 また、怪我をしたとき血が止まりにくくなったり、軽い打撲でもあざができやすい等の症状がみられるようです。 ビタミンKは腸内でも合成されると前述しましたが、1歳頃までの赤ちゃんの場合は、腸の発達が未熟なので、ビタミンKは作られません。 そのため、生後まもなくや1ヶ月健診などのときに、ビタミンK入りのシロップを赤ちゃんに与え、不足分を補充するということをしているようです。 ビタミンKは、摂取目安量の50倍以上を摂取すると、副作用が現れるケースもあるようです。 吐き気や呼吸困難、血圧低下や溶血性貧血を引き起こす場合があるということです。 しかし、毒性がないことが報告されており、重篤な副作用は報告されていません。 ただし、血栓症の方で、血液抗凝固剤を服用している方はビタミンKの摂取制限がある場合もあるので、医師に相談された方が良いようです。 |